お酒をやめること

人生がうまくいかなくなったとき、お酒に頼る人は少なくないのではと思う。

お酒を飲むと、その時間だけは頭の中にある悩みや不安が認識されなくなり、少し気分が良くなる。この時間はお酒を飲んでいる数時間は継続される。しかし、悩みや不安そのものが消え去ったわけではない。アルコールによって感覚が麻痺しているだけだ。ある意味麻薬に近いものなのかもしれない。

私自身、仕事がしんどくなるのと並行してお酒の量が増えていった。夜10時に帰宅してから350ml缶のビール、ハイボール、チューハイを1本ずつの計3本をほぼ毎日飲むようになった。

お酒の怖いところは、感覚が麻痺するだけではなく、食欲の感覚もおかしくなってくるというところだ。

お酒を飲む時、コンビニやスーパーの惣菜とカップラーメン、菓子パンなども欲しくなり、気づくとかなりの量の食事をとっていた。

お酒自体も糖質とカロリーは高く、そんな生活を数ヶ月続けた結果、私の体重はあっという増えていった。体重が増えると、日常のちょっとした活動もしんどくなる。

晩酌と遅い時間の食事により、就寝時間もどんどん遅くなり、結果として睡眠不足に陥る。

この状態になるとかなりしんどく、翌日の日中はまともに過ごすのも難しくなる。

何も解決に向かわせることはできず、しんどいまま1日を過ごし、帰宅後に「今日もしんどかった…せめて夜だけは楽になりたい…」と、またいつものお酒と食事に逃げ道を求める。

悪循環でしかない。

何かをプラスに変えようとするならば、この悪循環から抜け出すことが何よりも重要である。

では、どうすれば抜け出せるのか?

私もまだ道半ばだが、今やっていることを書いておく。

このままではダメだと思ったその日、お酒を断つことを決めた。最初、週末だけは許容することにしていたが、平日我慢していた分も週末に飲むようになってしまい、週のスタートである月曜日のコンディションが最悪の状態になった。結果として平日もお酒に頼らざるを得なくなってしまった。

しばらくはお酒から距離を置く以外に道がないと思い、ノンアルコールビールに切り替える方法をとることにした。

この選択が私にはよかったようだ。いつも飲むのはキリンのオールフリーで、本数に制限は設けていないが、毎日2本程度で収まるようになっている。

グラスに氷をたっぷり入れて、その中にオールフリーを注いでキンキンの状態で飲むのだけれど、感覚だけはビールを飲んでいるのに近く、満足感もある。

1ヶ月以上が経過し、過ごしずつ変化が見られるようになってきた。

続きはまた別の投稿で書こうと思う。